
旅行ネタがまるでなかったおカミのブログに突然登場した臨時快速みちのく号。
鉄道ファンの方には申し訳ありませんが、おカミ偶然にこのみちのく号に乗りました。みちのく号はお盆の間だけ走る珍しい列車なんですね。そんな貴重な体験をすることになったのは、5日間普通車乗り放題のキップ使い、栃木県の烏山駅から6回乗り継ぐこと8時間...

岩手県の平泉に行ったからです。かの地は朝晩はかなり涼しく、毛越寺の木々がわずかに色づいていました。

世界遺産への登録が見送られた平泉。どうやら京都のコピーとしか見てもらえなかったようです。平泉は今も昔も京都に憧れつつ、京都に対抗しなければならない運命なんですね。

金色堂の宝物もさることながら、中尊寺の讃衡蔵で上映されていた金色堂の修復作業のビデオが心に残りました。自然に剥がれ落ちた螺鈿の破片を集めてファイルにし、柱から写し取った絵に一つ一つあてはめて元通りの位置を確認したり、後から継ぎ足した粗悪な膠を丁寧にはがしたりする根気のいる作業の数々。学者と職人のコラボレーション。

そうそう、今回の旅の目的は中尊寺の薪能です。今年は能の「清経」(佐々木宗生 シテ)と「舎利」(佐々木 多門 シテ)狂言の「膏薬煉」(野村万作 シテ)。おカミは「清経」の妻役の内田成信さんの艶のある声、「膏薬煉」ではハンサムなアドの野村萬斎さんにホレボレ。一緒に観に言ったアメリアちゃんは「舎利」の衣装とスピーディな展開がお気に召したようです。