今日は栃木県立がんセンター(センター)へ行って腹部(肝臓)への転移を超音波で、骨への転移をシンチグラフィーで調べてもらってきました。検査と検査の待ち時間が長かったので、センターの写真を色々撮ってきました。

センターは清潔で明るいです。写真は最上階にあるお風呂場の入り口。中は展望風呂になっています。おカミのように乳房摘出手術を受けた患者にとって、手術の傷跡や平らになってしまった胸を自分で見るのはとてもつらいものです。ましてや人に見られるのはもっと辛いため、各階に一人で使用できるシャワーもあるのですが、景色の素晴らしさと大きな湯船で手足を伸ばす快感につられて、乳がん患者達もぞろぞろ展望風呂にやってきます。そのうちに乳房が無くなった自分の姿を受け入れちゃいます。

栃木県立がんセンターの屋上です。腹部の手術をした患者さんは胃腸の働きを回復させるため手術直後から沢山歩くよう指示されます。天気の良い日、患者さんはこの屋上の散歩コースをぐるぐる回ります。

屋上庭園には季節ごとに楽しめるお花も植えてあり、お花を見たり宇都宮の町を眺めたりして楽しめます。近くの自衛隊の航空ショーも楽しめます。「がん患者が屋上に行けるの?」とびっくりなさった方いらっしゃいませんか?がん患者は皆さんが考えている以上に生きる事に貪欲です。飛び降り自殺の心配はありません。

がん治療後の生存率には地域格差や施設格差があるようです。その対策として厚生労働省は地域がん診療拠点病院を指定し、施設格差をなくすためのボトムアップと、医療格差に対する患者の不安を取り除くための取り組みを始めました。栃木県ではセンターがこの拠点病院に指定されました。

拠点病院の意気込みを画面サイズで証明するつもりなのでしょうか、大画面テレビのついた立派な相談窓口が作られ、華々しいテープカット付きセレモニーも行われました。でも、こんな取り組みがはじまるずーっとずーっと前から、センターにはボランティアとして患者の相談にのってくださっている先生がいらっしゃいます。

小山靖夫先生です。先生は元センター長をなさっていました

定年退職後、「こやま文庫」を作りがんに関する文献を患者が調べる手助けや、患者や家族の様々な疑問質問に答えるというボランティアを続けていらっしゃいます。これまで「こやま文庫」は少し奥まった場所にあったのですが、今回、売店、床屋さん、食堂などが並ぶエリアに移ってきました。


ところで、外部の患者さんには今回新設された「セカンドオピニオン外来」と小山先生のボランティア相談の違いがちょっとわかりにくいと思います。そこで患者の立場からおカミなりに違いを説明したいと思います。利用上のアドバイスもご参考ください。
セカンドオピニオン外来http://www.tcc.pref.tochigi.jp/advice/opinion.html
基本料金として1回につき7610円 + CT、MR画像などの診断料等が必要です。
受診するためには担当医師から紹介状を書いてもらいます。
検査結果や超音波画像などのコピーも担当医師からもらってください。
028−658−5012で予約を取ります。
小山靖夫先生のボランティア相談「こやま文庫」http://www.tcc.pref.tochigi.jp/advice/book.html
紹介状の無い方、セカンドオピニオン外来を受けた後また疑問が湧いた方にお勧めです。小山先生は「セカンドオピニオン外来」の担当医師もなさっていますので、「セカンドオピニオン外来」との質的な差は無いと思います。
相談日は火、水、金の午後のみになります。
028−658−5794(総務課 ボランティア担当)で小山先生の予定を確認してから行った方が良いかもしれません。
相談は無料です。
利用上のアドバイスセカンドオピニオン外来にせよ、こやま文庫にせよ基礎知識があると医師の説明がわかりやすいので、最低でもがんセンターのhttp://www.tcc.pref.tochigi.jp/info/info.html
でご自身のガンのことを知っておきましょう。事前に質問事項を書き出して、書き出した紙を見ながら質問しましょう。医師の回答はきちんとメモを取りましょう。