瀬戸屋のおカミのモノローグ

益子焼の生活陶器直販ショップ「八陶里」。セトヤのおカミのゆっくりとした日々を綴る。

柿渋の変色

寝室は以前主人が住んでいた部屋を
リフォームして使います。
ポンが引掻いてボロボロにした柱は
サンドペーパーで擦り柿渋を塗りました。

今日はボロボロになっていた京壁を
漆喰で塗りなおしてもらいました。
すると、柿渋が漆喰に含まれたアルカリ
成分に反応して、黒く変色したそうです。
左官屋のホリナカさんは静かに薬局の
場所を尋ね、酸を買ってきて変色を戻そう
としてくれたそうですがダメだったようです。

おカミはまだ変色を見ていないのですが、
「かなり汚い色だよ」と主人。
あまり目立つようなら、また対処方法を
考えることにします。いずれにしても
自分達でやった事なので仕方ありません。
私達は誰もせめていないのですが
なぜか大工のトシちゃんが怒ってるようです。
「柿渋って高かったんだろ、何やってんだよ。
塗装屋に頼んどけばよかったのに...」とか。

でも変色したのは寝室だけで
脱衣所は漆喰を使っていないので
熟柿色がキレイだもん。
...やっぱり天然素材がいいもん。
  1. 2008/03/11(火) 22:36:18|
  2. お家を建てる

柿渋を塗りながら

先週末、おカミは主人と柿渋を塗りをしました。
柿渋は天然塗料で有害物質を含まないそうです。
赤ちゃんのウンコのようなニオイがします。
コンパネで費用を抑えたトイレと脱衣所の壁を
柿渋で赤茶色に塗りました。二人で塗ったといっても、
大半が主人。おカミも一生懸命塗ったのですが、
主人はとっても早いのです。自分の担当をさっさと
終えて、私の塗った後を手直ししてくれました。
あんまり役に立たなかったおカミですが、塗りなが
ら、トシちゃんの大工仕事や、ホリナカさんの塗り壁の
下地塗装など至近距離で見ていると、二人の性格の
違いが良く表れておかしくなりました。

「腕のいい職人というけど、きっと腕の差じゃなくて
根気の差なんだよ」
今回イロイロな経験をした主人の言葉です。
一匹オオカミの職人さんは、手を抜こうと
思えばいつでも手を抜けるわけで、
やっつけ仕事をせずに、根気よく仕上げら
るのが良い職人なんだそうです。

本当にそうだなぁと主人の言葉に感心しな
がら、おカミも考えました。そういえば良い
職人さんは弟子や跡継ぎがいます。
良い職人さんだから、後継者が出来るのでは
なく後継者がいるから良い職人なのかも
しれません。弟子を教えている時に、自分
が手抜きをするわけにもゆきません。
後継者が育ってくると、今度は弟子に対す
るひそかな競争心も芽生えてきます。

根気と後継者....
  1. 2008/03/10(月) 20:57:27|
  2. お家を建てる

職人さんの通信簿

職人好きのおカミは念願かなって、陶器職人と
結婚しちゃったわけですが、結婚してから
主人は私が好きなタイプの職人さんでは
無いことに気がつきました。
一番のギャップはおしゃべりなところ。
主人は自称「おばさん」と言うだけあって
ホントおしゃべりなんですよ。

おカミの理想の職人さんは
1.寡黙
2.作業の段取りが上手
3.仕事場がきれい
4.道具の手入れが行き届いている
5.研究熱心
6.器用
7.何事にも手を抜かない
8.頑固

うちの主人は8点満点で1点
大工のトシちゃんは3点かな
左官屋のホリナカさんは8点で満点です。
今作業中のクロス屋のヤグちゃんは7点
(寡黙だけど頑固じゃなさそう)
  1. 2008/03/05(水) 21:31:51|
  2. お家を建てる

職人技

職人技を見るのはいいですね。
先日も書いた左官屋さんの仕事を
見ていると心が落ち着きます。
大工のトシちゃんもある程度腕のいい
大工なのですが、時々やっつけ仕事を
しちゃうし、段取りと後片付けが下手な
のが残念。

おカミは昔引越しやさんに勤めた事が
あります。既にナントカパックという規格化
されたサービスが出来ていて、ほとんど
パートとアルバイトで作業が出来ると
会社のお偉いさん方はおっしゃってました
が、やはりイザとなるとパートやアルバイト
ではニッチもサッチもいかなくなる事が。

例えばすごく大きくて重い一枚板の家具。
どうやって養生していいかわからないし、
ドアより大きなものをどうやって出すんでしょう。
お客様「リフト車が後で来てくれるんでしょ」
バイト君「はぁ」
お客様「ベランダからリフト車で降ろせば
大丈夫よねぇ」
....でもお客様のお宅にはリフト車を駐車
させるスペースが無いんですが...

そんな時、白馬に乗って駆けつけてくれるのが
定年間際あるいは嘱託の梱包作業員。
ナントカパックなんかが出来る前は必ず
こういう熟練梱包士を配置していたの
ですが、殆どリストラしてしまったので
残されたベテランさんは現場を掛け持ち
しなければいけません。

小さなおじいさんなのに、一枚板の大きな
家具をくるくるシートで包み、ロープで縛るの
に数分もかかりません。縛り終えるとすぐに
「おい兄ちゃん、そっちの端持ってくれや」
とアルバイトの学生を呼びます。
「は、は、はい。」
危ない腰つきです。

「兄ちゃん、左手を上にしてみろ。」
「はい。」
「上に45度傾けろ」
「はい。」
「壁に背中をつけて、待ってろ」
「はい。」
「手をゆっくり放して、横の面を持て」
「はい。」
ドアよりも大きな重い家具が簡単に
ドアの外に運び出せました。

紐をかけたり、道具箱を取りに行くときは
子供のように身軽。でも学生アルバイトが
顔を真っ赤にして運んでいる大きな荷物を
荷台に軽々と持ち上げるおじいさん。
おじいさんが来た途端、見る見るあっという間にお家はからっぽ。
荷台には整然と荷物が詰まれています。

お茶を一杯だけ飲んで、
タバコを1本だけ吸い終わると、
次の現場に行ってしまう助っ人おじいさん。
おカミは昔も今も職人さんが好きです。
  1. 2008/03/04(火) 23:23:17|
  2. お家を建てる

トシちゃんのジェラシー

お家を建てる時は、大工さんだけじゃなく
サッシ、お風呂、上下水、ガス、電気、
塗装、クロス、板金など沢山の業者さんを
手配しなければいけません。うちの場合は
ほとんど大工のトシちゃんが知り合いの
業者さんを連れきてくれました。

今は左官屋さん。
左官屋さんはトシちゃんの大親友で、
先日の米沢の温泉にも一緒に行ったそう
です。腕の確かさは知っているので、今回は
見積もりも無しでお願いしました。
いつも静かな息子さんと来て、黙々と仕事を
こなす左官屋さん。段取りがよく後片付けも
手早くきれい。仕上がりももちろん申し分あり
ません。

先日は塗装屋さんの件でトシちゃんに
イヤミを言ってしまったので、
今回は紹介してくれたトシちゃんに
お礼のつもりで「すごくいい仕事。
見てるとホレボレする。」
と誉めました。
するとトシちゃんは、
「そぉかぁ。ここ表面ザラザラだぞ」
「・・・・・」

主人も何度か左官屋さんの仕事を
誉めた事があるそうですが、そのたびに
トシちゃんは左官屋さんをけなすのだ
そうです。トシちゃんは左官屋さんに
嫉妬しているのかな。











  1. 2008/03/02(日) 20:37:49|
  2. お家を建てる
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プロフィール

Author:セトヤのおかみ
陶器作りをする夫と猫3匹、犬3匹と一緒に栃木県の茂木町に暮らしています。益子焼き、陶器づくり、茂木町の暮らし、季節の話題、ネコや犬との生活を写真と文章でご紹介します。写真はFinePixF710で撮影しています。

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